癒しの里 和じゅん
〒520-0105
滋賀県大津市下阪本5-3-34
TEL:077-572-5108
FAX:077-578-0712
営業時間:AM9:00~PM21:00
最終受付:PM18:00
定休日:不定休

瑠璃太子は、少年のころ、釈迦国に留学しましたが、

生母が貴族でないためにカースト制度によって徹底的

に差別されます。瑠璃太子は王位に就くと、その屈辱

を忘れず、軍を率いて釈迦国に進撃を始めました。そ

のことを耳にされた釈尊は、コーサラ国から釈迦国に

つづく街道に行かれ、一本の枯れ樹の下で坐禅をされ

ました。

街道を進軍して来た瑠璃王は、

「世尊よ、ほかに青々と繁った樹もあるのに、なぜ枯

れ樹の下に坐っておられるのですか?」と尋ねました。

「王よ、親族の陰は涼しいものです」というのがその

答えでした。釈尊は、その枯れ樹が釈迦族のシンボル

的な樹であることから、釈迦国への愛情を表明された

のです。

それを聞いた瑠璃王は「遠征の時に沙門に会ったら兵

を返せ」という言い伝えを思い出し、軍を引き返しま

した。しかし瑠璃王の怒りは、それでもおさまらず、

三度軍隊を派遣します。四度目、コーサラ国王が軍を

進めたとき、釈尊の姿は見られませんでした。瑠璃王

軍は釈迦国に攻め込み、ついに釈迦国を滅ぼしてしま

いました。

釈尊は、釈迦国の滅亡を救うために坐禅を三度されま

したが、武器を取って争うことはされませんでした。

ここに釈尊の「武力で争うべきではない」という平和

主義をみることができます。また、法句経(ほっくき

ょう)で釈尊は「まこと、怨みごころは、いかなるす

べてをもつとも怨みをいだくその日まで、この地上に

はやみがたし。ただ怨みなきによりてこそ、この怨み

はやむ。これ易(かわ)りなき真理なり」と言っていま

す。味わうべき言葉です。

伊丹に向かう機内にて