癒しの里 和じゅん
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私達は、それぞれの悩みを抱えており

その中で暮らしています。

前回にもお話した様に、私にも悩みは

つきません。

ですが、どうにもならないのが人間界に

生きる宿命と言えます。

皆さんは、小乗仏教と大乗仏教をご存知です

か。

簡単に言うと、制約ある中で成仏を願う生き

方と、普段の生活の中で条件次第で成仏を願

う生き方です。

これは、あまりにも乱暴な解釈ですが小乗

も大乗も目指すところは一緒です。

私の天台宗は、北伝仏教と言って大乗仏教に

あたります。

私の置かれている立場を考えると、葬式坊主

でもなく、寺を持っているわけでもございま

せん。たまにお手伝いをする程度で、それだ

けで生きているわけではありません。

また、会社勤めではなく法施と言って、仏道

を通じて得た験力によって、人々の悩みを解

決する事をしています。

私の様な生き方は、非僧非俗の生活と言える

のかも知れません。

本来、僧侶とは托鉢以外は人目を避け、自分

だけが成仏を願う人の事をいいます。

昨今の様に葬式や法事法要によってお布施と

いう形で収入を得ている僧侶や、出版物を出

して印税を得る僧侶や講演会、セミナーなど

で収入を得て俗に近い生き方は、本当の僧侶

の生き方とは違うと言えます。

僧侶は悟りを開く為、日夜修行を積む人の事

を指しますがいつしか葬式をする人に思われ

ている様です。

なら、最初から非僧非俗と言ってしまえば良

いと思うのが私の考えです。

これこそ小乗と大乗の違いです。

小乗とは、出家して自らが悟りを開き成仏す

る考えであり、出家が条件です。

大乗とは、出家せずとも仏に帰依し、教えを

実践する事で、成仏出来るといわれ、僧侶は

皆さんの生活に溶け込みながら仏教を通じ

て、心の癒しを提供する考え方です。

私の師匠がスリランカの寺院に訪問された時

「お前の国では、僧侶は結婚が許されるの

か」と言われたので、日本の歴史的背景と

大乗仏教の考えを説明をされましたが

現地の僧侶には理解されなかった様です。

それだけ、小乗仏教を修行される僧侶からす

ると、我々の様な大乗仏教を修行する僧侶の

事を理解されないのが現状です。

つづく

和順庵 如意輪観音 江戸中期作