癒しの里 和じゅん
〒520-0105
滋賀県大津市下阪本4-7-11
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営業時間:AM9:00~PM21:00
最終受付:PM18:00
定休日:不定休

和順庵には、様々な悩みを持った方が

お越しになります。

人間界は、悩み苦しむ世界と分かって

いながら、私自身も今の生活について

悩んだり、心配したりする事があります。

私には、80歳になる母がおります。

弟の死を境に、少しづつ人が変わった様に

生きる感覚が薄れてきました。

軽い痴呆なのか、世間一般の80歳の感覚

ではなく、90歳〜100歳位の老人と話して

いる様な言葉にも力がなく、震える様な

話し方を致します。

膝も、とうとう曲げ伸ばしが困難になり

歩行も補助なしでは歩けなくなりました。

本人は車椅子を嫌がるのですが、歩けなく

なるのは、時間の問題です。

出張や修行で家をあける事がある私にとって

母の現状を考えると、一人にしている時間が

心配でなりません。

訪問介護やデイサービスなどを受けたとして

も、近頃はベッドにいる時間が長くなりまし

た。

10年前迄は、活発に行動していた母を思うと

別人の様です。

その様な姿を見る度に、何もしてやれない

自分に憤りを感じます。

仕方がないとか、なる様にしかならないとか

、、、その様な言葉で、自分の気持ちに整理

をつける事など出来ません。

そんな状況が続く中、母がご近所様に回覧版

を持って行こうとして転倒致しました。

いつもなら、私が持っていくところでしたが

たまたま出張続きだったので、母が無理を

したんだと思います。

そんな時、近くを通りかかったご近所さんが

母を起こして下さり、家迄連れて帰って下さ

いました。

その話しを聞いて、すぐ様ご挨拶に行きま

た。

その方は、笑顔で迎えて下さり

「私のところにも、年老いた母がいるので

大変さは分かります。」

と言われた時、思わず涙が出そうになりまし

た。その言葉は、まるで仏様に言われた様な

こころが温かくなるお言葉でした。

その時、三十三身の菩薩の事を思い出しまし

た。

法華経というお経の中に、菩薩様が三十三の

姿に変化して救済されるとお釈迦様は言われ

ています。私は、その言葉を聞いて救われま

した。「貴方だけが苦しいのではないです

よ」と、私が相談者にいつも言っている言葉

でした。

挨拶を終えた私は、本尊毘盧舎那如来に

向かって観音経を唱えました。

その時、止めどなく涙が頬を伝い毘盧舎那如

来のお姿が霞んでいました。

有難うございます。

また、仏様に救われました。

合掌

和順庵本尊 毘盧遮那如来坐像