皆様は、ゾンビ企業という言葉を聞いた事が
ありますか。
いわゆる死に体なった企業がコロナの影響で
持続化給付金や本来なら受けられない企業で
も受けられる無金利融資によって存続してい
る企業をいいます。
専門家の話しでは、日本企業全体を見ると
不景気の波は、2019年に倒産廃業を考える
企業が増加の傾向にあった様です。
そして2020年、コロナが蔓延し国の対策に
よって延命した企業が多数を占める様です。
それを期に大手企業は、バブル時代や就職
氷河期を経験した40代迄リストラを敢行し
更にコロナ終息に向けて拍車がかかるとの
情報もあります。
まさに、コロナによって終身雇用の終焉とい
えます。
退職金も年々下降しており、安心した老後を
迎える事が出来ない社会になってきました。
私の鑑定したお客様で会社を廃業したいとの
相談を受けた経営者がいました。
鑑定した時は、廃業をお勧めしたのですが
その方は、国の支援金や融資を受けた事で
現在も経営を続けている様です。
この制度が終了した事を考えると、経営者の考え
方が変わらない限り倒産すると私はみています。
どさくさにまみれてしたところで、現状を見ない
限り傷は大きくひろがるばかりです。

岩木山